保育士が年収800万円を目指す5つの方法

保育士が年収800万円を目指す5つの方法

1. 高収入地域での園長・主任保育士になる

保育士が年収800万円を目指す方法の1つ目は、保育士の年収が高い地域にある保育園の園長・主任保育士になることが挙げられます。同じ保育士という職業でも、地域によって年収に違いがあることをご存知ですか？たとえば、大都市や児童の数に対して保育士が不足しているような地域は、年収が高くなる傾向にあります。以下の「表1」は、年収が高い地域をランキング形式でまとめましたので、参考までにご覧ください。

表1：保育士の平均年収の高い地域ランキング

参考：厚生労働省「令和５年賃金構造基本統計調査」

では、保育園の最高役職でもある「園長」や「主任保育士」になった場合の平均年収を見てみましょう。保育士全体の平均年収と比較するために、下記の「表2」をご覧ください。

表2：園長・主任保育士・保育士全体の平均年収

 

保育士の平均年収「382万円」に対して、園長になれば約1.82倍、主任保育士で約1.25倍の年収アップとなります。特に公立保育園の園長になれれば、平均年収が700～750万円となり、年収800万円にずいぶん近づくのではないでしょうか。ただし、園長の平均勤続年数は24年、主任保育士の場合は21年となっています。経験年数は特に定められていませんが、相応のキャリアを積み重ねる必要があるでしょう。

2. 副業やフリーランスで収入を増やす

保育士の仕事自体で年収を引き上げるのが難しい場合は、副業が非常に有効です。副業で月額プラス2～5万円といった副収入を得られると、年収20～50万円の増加が期待できます。特に、保育士資格やスキルを活かした副業であれば無理なく両立することが可能です。

• ベビーシッター：保育士資格を活かせる非常に人気の副業です。特にオンラインでのマッチングサービスを活用すれば、フリーランスの形式で自由に働く時間を決められます。収入例：時給2,000～3,000円、月5万円以上も可能。

• 保育関連の記事執筆・ブログ運営：保育士向けの情報発信や、子育て法についての記事を書くことで収入を得ることができます。特に、経験や資格をもとにした信頼性の高い情報は需要があります。収入例：1記事3,000～5,000円（単価次第で1か月数万円も可能）。

• オンライン教育や講師活動：保育士や子育てに関する知識をオンライン講座やウェビナー（ウェブセミナー）で教える仕事です。保育士資格を活かしながら保護者や保育学生向けにアドバイスを提供することも広がっています。収入例：1コース5,000円～1万円、月3～4コースで月収12万円以上。

3. 保育園の経営者になる

保育士として働くだけでなく、保育園を自ら立ち上げ、経営者として収益を上げる道があります。経営者として成功すれば、年収800万円を超えることも可能です。実際に、人気のある保育園を運営できれば、毎月安定した入園者数が見込め、園の規模が拡大するにつれて収益も増加します。

ポイント

• 立地選び：アクセスの良い場所に園を構えることで入園者を増やせる

• サービスの充実：延長保育や特別プログラム（英語教育、アートクラスなど）を提供

• 地域密着型の展開：地域のイベントへの参加や情報発信を強化

注意点

保育園の運営には、資金調達や行政手続き、スタッフの管理など多岐にわたる業務が必要です。特に行政との調整や認可申請は時間がかかるため、十分な準備が求められます。

4. 海外での保育士としての活動

海外のインターナショナルスクールや日本人向けの保育施設で働くことで高収入を得られるケースもあります。特に、英語力や国際的な保育経験があると、年収800万円に近づく可能性があります。

ポイント

• インターナショナルスクール勤務：年収600万円〜800万円が目安

• 海外駐在の日本企業が運営する保育施設：日本基準の給与が支給される

• 渡航支援制度の活用：自治体や海外人材派遣機関を利用

 

5. キャリアアップを目指す

園長やエリアマネージャーとしてキャリアアップすることで、年収800万円に近づくこともあります。特に、大手企業が運営する保育園では、管理職としてのキャリアがしっかりと整備されています。

ポイント

• 保育士から主任・園長へ：段階的な昇進が可能

• マネジメントスキルの習得：人材管理や経営戦略の知識を身につける

• 複数園の統括：エリアマネージャーとして地域全体を管理

 

いかがでしたか？
ご参考にしていただければ幸いです。

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